私はモノを通してお客様にサービスを提供できる会社に就きたいと考えていました。当初はメーカー志望でしたが、就職活動を進めていくうちに、お客様の大切なモノをお預かりして、最適な物流を提案をする倉庫業・物流業に興味を持ちました。その中でも当社の説明会では、採用担当者が事業に対する熱い想いと貨物に対する幅広い知識について話していたことを覚えています。その姿を見て、私も貨物のプロフェッショナルになりたいと思いました。長い歴史と広大な設備に魅力を感じたことも、就職先として選んだ理由の一つです。
最初の配属先は東扇島支店であり、そこで3年間現場作業に携わりました。具体的には、コンテナ貨物の荷下ろしと積み込みの立ち合い、コンテナ運送会社とのやり取り・倉庫のスペース繰り、それに伴った資材の借り入れ返却、輸出・輸入のオーダーをもとにした1週間の作業予定作成などに従事しました。入社4年目に東京支店へ異動となり、現在はトラックの入出庫対応や地方配送便のチェックを担当しています。担当貨物である紙は、規格も種類も豊富なので誤って出庫しないように入念にチェックしています。
お客様の大切な貨物を入庫してから出庫するまでには多くのプロセスを踏みます。例えば、まず工場から輸送されてきた製品の入庫場所を決め、作業会社と協力して保管スペースを作ります。その後、お客様の要望等により特殊な梱包をして輸出する場合には、作業会社、運送会社、お客様、自社の営業等と連携して仕事をします。時にはイレギュラーな事態が起き、作業がうまく進まず、周りに迷惑をかけることもあります。しかし、それを乗り越えて無事作業が完了した時は大きなやりがいを感じ、次はもっとうまく作業を進めたいという気持ちになります。
皆さんの中には就職活動に対して厳しく辛いイメージをもっている人もいるかもしれません。しかし、一人で悩まず、学校の就職支援の方、友人や家族と相談してみて下さい。周りと相談することで新たな視点を得ることができると思います。就職活動は自分を見つめなおす良いきっかけです。自分の長所や今までやってきたことを洗い出して、「自分だったらこの長所を仕事に生かせそうだな」とイメージすると就職活動がより楽しくなると思います。